外壁どう選ぶ?/塗り壁材Stoをご紹介

こんにちは!
広報担当の真木です。
本日は、家の第一印象を決めコンセプトにも大きく影響する外観(外壁)についてお話します。
外観の雰囲気は「なんとなくこんなのがいい」とイメージが浮かびやすいかもしれませんが、外観の中でも大きな面積を占める「外壁」はどう選びますか?
私は街を歩いたり車を運転している時に目に入る「このお家、素敵だな〜」と思う外観や外壁、外構を目に焼き付けています(ジロジロ見ているわけではありません…笑)。
「素敵」「真似したい」と思うお家には、やはりデザインの良さや全体のまとまりがありますよね。
高級感があっていいな、温かみがあって落ち着く雰囲気だな、洗練されていておしゃれだな…など、様々な魅力を感じとれる外壁ですが、見た目のデザインだけでなく外壁の種類やその役割をしっかりと理解しておくことは、後悔しない家づくりの大切なポイントの一つです💡
目次
外壁の種類・メリットデメリット
窯業系サイディング
セメントに繊維質を混ぜて板状に成形した外壁材。耐火性・耐久性に優れており、デザインのバリエーションが豊富なのが特徴。タイル調やレンガ調など、様々な外観スタイルに対応できます。
デメリット
・定期的な塗装メンテナンスが必要。
・重量があるため、建物への負荷がやや大きくなる。
・蓄熱性が高く、夏場は外壁が熱を持ちやすい。
・ひび割れや劣化が進行する可能性がある
金属系サイディング
金属板と断熱材を組み合わせた外壁材。窯業系サイディングに比べて軽量なため、建物への負担が少なく、地震や台風などの自然災害にも強いとされています。
耐久性、断熱性にも優れ、外からの熱を遮断して室内を快適に保つことができます。汚れが付きにくく、塗装のメンテナンスも比較的簡単です。最近人気の「ガルバリウム鋼板」や「アルミサイディング」などが代表的です。
デメリット
・塩害に弱い場合があり、特に海に近い地域では注意が必要。
・衝撃に弱く傷がつきやすいことがある。
・断熱材の種類によっては、結露が発生する可能性があるため、適切な断熱材を選ぶことが重要。
樹脂系サイディング
塩化ビニル樹脂を主原料とした外壁材。耐久性、耐候性、耐凍害性に優れ、メンテナンスの手間が少ないことが特徴です。特に寒冷地や沿岸部での外壁材としておすすめです。凍害や塩害に強く、メンテナンスの手間も少ないため、長期的に見るとコストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。
デメリット
・他の外壁材に比べて高価な場合がある。
・他の外壁材に比べてデザインのバリエーションが少ない場合がある。
木質系サイディング
天然木や合板を加工して作られた外壁材。自然な風合いや温かみがあり、住宅に落ち着いた印象を与えます。木材は断熱性に優れているため、外気温の影響を受けにくく、室内環境を快適に保つ効果があります。再生可能な木材を使用しているため、環境負荷が比較的少ないのも特徴です。
デメリット
・水に弱いため、定期的な塗装メンテナンスが必要。
・窯業系サイディングや金属系サイディングに比べると、防火性が劣る。
・他の外壁材に比べて高価な場合がある。
タイル
耐久性、デザイン性、メンテナンス性において優れた外壁材。高温で焼き固められたタイルは傷つきにくく、色あせもしにくいため、長期にわたって美しい外観を保つことができます。汚れもつきにくく、メンテナンスの手間を軽減できる点も魅力。衝撃にも強く、台風などの災害時にも安心です。
デメリット
・タイル自体が高価であるうえ、職人の手間がかかるため、他の外壁材に比べて初期費用が高くなる傾向がある。
・固定資産税が高くなる傾向がある。
・施工に手間がかかる。
・施工不良や経年劣化により、タイルが剥がれ落ちる可能性がある。
ALC(軽量気泡コンクリート)
セメント、石灰、アルミニウム粉末などを主原料とし、高温高圧蒸気養生で製造される建材。発泡剤により内部に多数の気泡を含んでいるため、コンクリートに比べて非常に軽量です。断熱性、耐火性、耐久性、防音性に優れており、戸建て住宅から高層マンションまで、幅広い建築物の外壁に使用されています。
デメリット
・耐水性が低く、雨水が浸入しやすくなるため、ひび割れや雨漏りの原因になる可能性がある。
・定期的なメンテナンス、特に外壁塗装が不可欠。
・他の外壁材に比べて初期費用が高くなる傾向がある。
モルタル
セメント、砂、水を混ぜ合わせた建材。職人による手作業で仕上げるため、サイディングとは異なる独特の風合いや質感が得られます。自由な形状に成形できるため、アーチ状の外壁など、サイディングでは難しいデザインも可能。塗り方によってジョリパットやスタッコなど、様々な種類があります。セメントを主成分とするため耐火性に優れており、厚みがあることで外気温の影響を受けにくく、室内の温度を一定に保ちやすいです。
デメリット
・経年劣化や地震、衝撃などでひび割れが発生しやすい。
・雨だれやチョーキング現象(白い粉を吹く)など、汚れが目立ちやすい。
・定期的なメンテナンス(塗装など)が必要。
漆喰
水酸化カルシウムを主成分とする建材。耐久性や防火性に優れ、自然素材ならではの風合いが魅力です。時間が経つにつれて硬化し、長期間にわたって外壁を保護します。調湿性にも優れ、湿度を調整して快適な室内環境を保ち、カビや細菌の発生を抑制する効果があります。モルタル同様、職人による手作業で仕上げるため、独特の風合いや質感が得られます。
デメリット
・他の外壁材に比べて高価な場合がある。
・下地処理から複数回の塗り重ねや乾燥など、施工に手間と時間がかかる。
・基本的な漆喰は柔らかくデリケートな素材のため、傷つきやすく、ひび割れが発生しやすい。
・表面に凹凸があるため、汚れが付着しやすく、特に白い漆喰は汚れが目立ちやすい。
そのほかにも塗り壁には、湿度調整に優れた土壁や珪藻土壁、防水性と耐久性に優れたそとん壁などがあります。
外壁の選び方
外壁を選ぶ際には、デザイン性・耐久性・メンテナンス性・費用・土地の環境を考慮することが重要です。これらの要素をバランスよく考えることで、長期的に快適で経済的な住環境を実現することができます。
例えば、ガルバリウム鋼板などの金属系サイディングは塩害に弱いため、海辺の家に採用するのは厳しいことがあります。寒冷地にお住まいの場合は、凍害に強い樹脂系サイディングが適しています。
「デザイン性の高いものにしたい」「メンテナンスが楽なものがいい」「低コストで抑えたい」「断熱性・通気性の良いものがいい」「とにかく家の中で快適に過ごしたい」など、どんな家でどんな暮らしをしたいかを考えながら、外壁を選ぶことが大切です。
世界シェアNo.1の塗り壁材「Sto」
MORITOで標準仕様としている外壁は、ドイツに本社を構え世界シェアNo.1の塗り壁材メーカー「Sto(シュトー)」です。
世界108ヶ国で使用されており、その信頼性と高い品質が評価されています。
Stoは、水性アクリル樹脂を含んだドイツ製の漆喰で、優れた透湿性と耐候性を兼ね備えています。
これにより、クラック(表面のひび割れ)や目地の劣化といった問題を解決し、長期間にわたり美しい外観を保つことができます。
特徴
◼︎目地のないスッキリと美しい仕上がり
建物の動きに対応し、外壁にかかる負担を軽減する設計になっており、割れにくい壁を実現。
目地がないため、外観がスッキリと美しく仕上がります。
◼︎クラックレス(ひび割れを削減)
コーディングされたグラスファイバーで構成されたメッシュを壁全体を覆うようにベースコートで伏せ込みます。
そのメッシュが強い引っ張りの力にも耐え、乾燥クラックの発生を大幅に抑えることができ、ひび割れが起きにくく長期間美しい外観を保つことができます。
◼︎ロータス効果で汚れに強い
自己洗浄力を持つロータス効果が備わっており、壁全体が超撥水性を持ちます。
これにより、雨水が汚れを自然に洗い流し、外壁を常に清潔に保つことができます。
◼︎1,000色のカラーバリエーション
Sto社オリジナルのカラーシステムでは、1,000色の豊富なカラーバリエーションからお選びいただけます。
以前は800色でしたが、リニューアルされてさらに選択肢が広がりました!
◼︎豊富なテクスチャー
お好みに合わせてテクスチャーもお選びいただけます。
材料の特性を熟知した職人が手掛けることで、より豊かな壁の表現を実現します。
◼︎メンテナンスの心配不要
Stoの塗り壁はひび割れが起きにくく、汚れがつきにくいため、約20年間メンテナンスの心配がありません。
初期費用は他の壁材に比べて高めですが、長期的にはメンテナンスコストを大幅に削減でき、トータルコストの面で非常に優れています。
人気のカラーは?
1,000色もあるStoのカラーバリエーションですが、オフホワイトやベージュに近い白、ブルーグレー、ダークブラウン、ダークグレーなどが人気のカラーになります。
MORITOで施工された施主様のお家でも、グレー系が人気です。
グレー系の色味は、木製や黒色のさっし、ドア、木目のアクセント壁などと非常に相性が良く、スタイリッシュでモダンな家がお好みの方におすすめです。また、グレーにも色々な種類があり、黒をベースにしたグレーや、黄色をベースにしたグレーなど、絶妙な色の違いからお好みのカラーをセレクトできます♪
「こんなにあったら悩みそう」と思われるかもしれませんが、案外直感的にビビッとくる色味に出会えるものです♪(笑)
一緒にわくわくしながら理想のカラーを選びしましょう!
選べる2つの工法
◼︎Sto通気工法システム
壁体内の湿気を通気層からすみやかに放出させ、結露を抑制することができます。
万が一、暴風雨時に雨水が浸水しても、通気層から排出されるため安心です。
直射日光を受けた外壁から伝わる熱を通気層が通風によって遮熱し、外壁の温度上昇を防ぎます。
◼︎Sto外断熱工法システム
外断熱の厚い断熱材が躯体の蓄熱効果を最大限に引き出します。
温度変化が小さく、省エネで快適な室内環境が実現します。
さらに水蒸透過性を兼ね備えており、湿気を外に排出する効果もあります。
MORITOのショールーム・モデルハウスでも使用
MORITOのショールームとモデルハウスの外壁にも、Sto材を使用しています。
モデルハウスでは、全面に塗り壁を施しています。
私自身、「いつ見ても綺麗だな」と客観的に感じていたのですが、これがロータス効果による自己洗浄力で常に美しさを保っているおかげなんですね!
ぜひ、実際にその効果をご覧いただきに、ショールームやモデルハウスに足を運んでみてください☺︎
外壁選びにお悩みの方はMORITOへご相談ください
「サイディング」や「塗り壁」と一口に言っても、様々な種類があるため適切に選択する必要があります。
・新築を建てる土地の環境に適した外壁材がわからない
・外壁の種類や色味が多くて、選びきれない
・リフォームをしたいけど、どの外壁にするか悩んでいる
このようなお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談にお越しください!